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2007年5月 2日 (水)

地元有力者というもの

地元の有力者という表現があります。

具体的にどんな人かというとよくわかりませんね。

僕の体験があります。

ある東京近郊の駅前です。

ここに広い土地があって、そこはIという一族が持っています。

新しいビルを建て替える計画が出ました。

Iさんの一族の持分やら地代を再計算しなくてはなりません。

固定資産税の算定が必要となります。

その年は複雑な調整措置があって適用は自治体にまかされていました。

そこで役所に聞きにいきました。

担当者に聞くと、「そこはIさんと相談して決めます」という驚くべき発言を堂々と述べました。

何故、税金を支払う人が自分の税額を決めることができるのか一瞬わかりませんでした。

そうなんです、これが「地元有力者」なのです。

しかも現行ビルは建物の保存登記しておらず滅失登記もされませんでした。

まさかと思いますが建物の固定資産税を払っていないなんてことは・・・

Iさんは地元商工会議所の会頭などを歴任しています。

Iさんのおじいさんはお米屋さん(精米業)でした。

明治の時代に米の倉庫を持っていたのです。

そこに鉄道が通ったのです。

当時、鉄道が通ることは忌み嫌われていて、その線路も反対が多く当初と違う場所になりました。

早い話が運がよかった(だけな)のです。

Iさんは地元有力者として、再開発を行い、新しい路線もつくりました。

そうしてさらに土地も値上がりしました。

一族はなんら創造性のある仕事とかリスクのあることに挑戦するわけでもなく、不動産管理業として生きています。

恐らくコネなどで役所などに表向きは就職しているのでしょう。

しかし最大の仕事は有力者として生き、そして土地を守っていくことです。

ビルがたったときは、有名デパートや専門店の社長などそうそうたる人々が多数招待され盛大にパーティが開かれました。

先入観もあるかもしれませんが、参加者もへきへきしているように見えました。

バカバカしくなって帰りました。

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