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2007年8月 8日 (水)

無尽は山梨のマイクロ・クレジットだ

担保や信用力がない人々のための少額の融資をマイクロクレジットといいます。

バングラデシュにあるグラミン銀行のハマド・ユヌス氏はノーベル平和賞を受賞したのは有名です。

さて、山梨の飲食店の広告には必ず「無尽会は当店で」などというコピーがつきます。

県外から来た人の中には、「何て読むの?」「ムジンカイ?」などと言う人がいます。

むかし親などは「今日は無尽会だから夕飯はいらない」と外出してゆきました。

無尽とは庶民の相互融資制度です。

親しい数人が会をつくり、毎月お金を出し合いプールします。メンバーは順番にまとまったお金を使うことができます。

鎌倉時代から始まったと言われていますが、最近では親睦団体の趣が強くなってきています。

積み立てたお金で宴会や旅行に行くのが主のようです。

政治家などはいくつもの無尽に参加します。

飲食店は自分のお店で会を開いてもらおうと看板や広告を出します。

アコムの無人契約機「むじんくん」は無人だからですが、僕の想像では無尽(少額融資)の意味も引っ掛けているのではないかと思っています。

山梨県人ならそう思ったはず。

頼母子講と呼ばれることもありますが、山梨は最も盛んです。

これは日本が誇るマイクロクレジットです。

法律的には業とする以外は規制はないようです。

明治に入って無尽会社が多くでき、1915年に旧無尽法ができ免許制になっています。

その後、1931年に改正され1951年の相互銀行法によってほとんどが相互銀行に転換しています。

そこから現在の第二地銀になっています。

最大の日本相互銀行は三井住友銀行になっています。

現存する会社は、土地建物の給付の日本住宅無尽株式会社(三菱UFJ系)が唯一です。

僕の友達のMは、ムジンの意味を良く知らず、合コンの一種だと思ったらしく、女の子に会うたびに「ねえ、ムジンしない?」「君のムジンに入れてよ」と口説いていました。

Mは今、地元の放送局に勤務しています。

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コメント

貸付という用語や通念を使用せずに貸金業免許の法的拘束圏外で活動する無尽に今後の銀行・証券・保険の未来を展望します。非公式金融・証券・保険・年金などを市民が民俗生活の中で運用できるような制度をNPOバンクで実験しています。

投稿: taro | 2011年11月20日 (日) 00時36分

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