山梨大学と山梨学院大学の棲み分けの軍配は?
山梨で大学といえばこの2つです。
僕たちの年代で山梨学院大学へ行く県民というのはほとんど聞いたことがありませんでした。
新興の大学で無名で実績もなく偏差値も低い大学で「酒折大学」と揶揄されていました。
だいたいどういう大学で何学部があるのか関心はありません。
ですから学院に行くくらいなら就職しろよと言われます。
となると実家から通学できるのはほぼ梨大しかないことになります。
ですから学院の学生はほぼ県外から来ることになります。
どういう大学か知らずに来るのでしょうね。知らなくても問題ないんですが。
学院で覚えているのは、1976年10月10日の具志堅用高対グスマンの試合で学院の体育館でした。
当時無名の具志堅はこの試合でチャンピオンになりました。
何故、縁もゆかりもない山梨で行ったのか県民の方も不思議でしたが、たしか具志堅さんも回想して「ぶどう畑の中を走って、屈辱的だった」ような話をされていました。
ところがオツオリなんかで駅伝なんかで勝つようになると学院の知名度があがり入学希望者も増えたみたいです。
山梨県民もだんだん応援するようになりました。
ロースクールも始めて合格者0だろうと少し期待していたのですが、健闘して数人合格しているようです。
もっとも社会人だから学部の学生とは全然違うと思いますが。
なにしろ隔世の感があります。
県民も学院へ行くようになったので酒折周辺のアパートは空室で困っていると聞いています。
法学部、(商学部⇒)現代ビジネス学部、経営情報学部があります。
大学院は社会科学と法科大学院です。
学部が実学向きなので学外でも先生方は活躍しているようです。
産学官の共同とか産業界との連携というような場合でもいいですよね。
一方、山梨大学。
たしかに国立大学だったわけで学院とは歴史も格も偏差値も違います。
ところが、この大学は典型的な新制駅弁大学(二期校)で、教育学部と工学部だけの単科大学に近い学校なのです。
山梨医科大学と合併しましたがまあ同じことです。
特に、ビジネス、金融、会計、経済、行政、政治、法など社会科学系がポッカり抜け落ちているのは実社会からみると致命的です。
早い話、社会からみてツカエナイ大学なのです。
教えている分野が時代遅れの大学。自己変革などできるわけありません。
ですからちょっと気が利いている子は東京の大学へ行きますね。
たしかに教育は大事で、工学も大事ですし、中には先端研究をされている先生もたくさんいらっしゃるのかもしれません。
でも、21世紀の日本の産業がこの2学部だけで回る時代ではないのは明らかです。
反論もあろうかと思いますが、現実はそうなんです。
しかも地域産業への貢献などはほとんどゼロ。
というかそういう事が重要という認識もないのではないでしょうか?
社会との接点とかいうとTLOとか知的財産とか自分のフィールドでしか考えられない(工学系にありがち)。それだけじゃダメなんだって。
学院に比べるとちょっと閉鎖的な気もします。
競争の激しい東京の大学に比べると「死んでいる」としか思えません。(まあそれでもやってはいけるでしょう)
学生の就職はもちろんその分野の先生もいないので実社会とのコラボやケミカルが起きるわけありません。
そうすると学院が相対的に急浮上してくるわけです。
この2大学は見事に棲み分けができていて表面上はうまくいっているかに見えます。
でも僕には田舎特有の競争を避けているようにしか思えません。
利害も関係もない僕から見ると、時代の方は確かに学院へ向かっているように見えます。
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