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2007年9月 4日 (火)

山交百貨店と中込百貨店

少し前ならどこの県庁所在地にも地元の百貨店があったはずです。

山梨の百貨店といえば岡島。

1843年茶業として創業して1936年に百貨店となりました。

三越系でしたが(包装紙が似ていた)本格的には2002年に業務提携しました。

山梨の場合はモータリゼーションですから、郊外型のショッピングセンターにシフトしてしまって苦境が続いてします。

一時期、若社長の頃、パワーセンターなどに展開していましたが、それはいいとしても百貨店のアイデンティティは失うことになります。

結局、中途半端な位置づけのまま来てしまっているようです。

それでも岡島は岡島です。

その他、山交デパート。

1954年甲府松菱として創業しました。

1960年に小佐野賢治が山梨交通を買収しました。当時は甲府駅まえに山梨交通電車線の木造の駅があって「馬小屋」と呼ばれていた土地がありました。

山交電車は甲府~増穂の甲斐青柳を結ぶ鉄道通称「ボロ電」で1932年に全線開業し1945年に山梨交通となって1962年に廃止されました。現在も廃軌道という通称道路で呼ばれています。

当時は岡島、松菱、中込の3百貨店があってオーバーストア状態のため新たにデパートは作れませんでした。そこで小佐野は松菱を買収し増床と移転の許可を得た上で山交に改称しました。県民は「あっ」と驚いたのです。

国際興業の再建のため今年の2月に子会社山交百貨店として新会社になりましたが、甲州管財と名前を変え東京地裁より特別清算手続きの決定を受けました。

中込百貨店は1948年開業。

1975年2月に倒産しました。

この少し前あたりからテレビコマーシャルを派手にやりはじめました。

街頭インタビューのような感じで「アーバン中込、アーバン中込」「幸せですか?」「幸せですよ」という受け答えを延々流したあと「幸せねー、幸せよー、幸せショッピングー」という歌で締めくくります。

そのしつこさや回数の多さで小学生の僕でもヘキヘキしたものです。

30年以上たった今でも「アーバン」などと聞くと中込さんを思い出す。

たしか2代目の若社長になったばかりで、経営の悪さを広告宣伝で回復させようという安易な方針が見え隠れしていました。

案の定直ぐ倒産してしまって、最後のあがきというか断末魔の叫びのようなものだったのでしょう。

債務整理中に西武流通グループの支援で西友資本を入れて4月に西友中込店として再出発しました。

1979年3月には甲府西武と名称が変更されました。

1998年2月に閉店しました。

その後、県が買い取り一部改装して3階まで山梨県民情報プラザとなりました。

現在は「風林火山博」が行われて盛り上がっています。

山梨では百貨店はほぼ壊滅状態で郊外型ショッピング・センターや郊外専門店に完全に移ってしまいました。

地元スーパーとしては「ひうが」GMSで「オギノ」のほうがまだましという状況です。

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