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2008年1月25日 (金)

事実婚で出生率増のフランスに学べ?

先週のニュースです。

フランスでは事実婚による子供の法的権利とか税務上の優遇を認めたところ、出生率は2近くまで回復したとのことです。

結婚には二の足を踏むカップルでも子供だけは欲しい。でもいろいろ不利になっていたらしい、という特集。

「日本でもそういう選択ができればいいと思う女性は多いのでしょうね」とニュースステーションの古館氏。

隣の女性も大きくうなづいていました。

もし事実婚を認めるような制度が進めばフランスのように出生率が上がりそうなれば全てうまくいくと言うような口ぶり。

このニュースをぼうっと聞いていた僕ですが、「日本で本当にそうなるのかなあ?」「事実婚を強く望んでいて、そのために出産をためらっている女性が日本に大勢いるのか?」と考えました。

少なくとも僕のまわりにそんな人はいません。1人として思い浮かびません。

カップルに子供ができれば結婚しています。

考えれば考えるほど変なニュース。

僕だけしかそう思わないのかなあ。

それともマスコミ業界とかテレ朝とかオフィス・トゥ・ワンあたりでは普通なのか。

思い出すのは後藤久美子(ゴクミ)とアレジが結婚したとき、結婚するための書類とかが非常に面倒で事実婚にしたというもの。(今は入籍しているかもしれない)

これもよく考えると不思議な話です。

日本の感覚ならいくら書類が面倒でもそれだから結婚やめるなんてことしないでしょう。

どうもこういう報道には変なものが多い。というか何かを隠していると考えるのが普通。

僕はよく知らないし調べたこともないから以下は想像ですが。

まず、このベースには一度結婚すると離婚できないという主に宗教的な理由ではないでしょうか。

カトリックの。(これはアイルランドの出生率の高さのように出生自体にはプラスに作用かも)

本当の話は逆で、異常に離婚が多いのがこの問題の根底にあるのだと思う。

そうすると自分も恐らく離婚すであろうと心配するはず。

アレジはフランス人ですがシチリア出身のイタリア系です。もちろんカトリックの強い地域。

しかも前妻と離婚する前からゴクミとつきあっていたのでその慰謝料に再婚した場合のペナルティがオプションとして組み込まれている可能性もあります。

このように離婚できてもそのあと再婚が厳しいこともあるのかも。

そうすると入籍ということに二の足を踏むカップルがいてもおかしくはありません。男からも。

もう一つ日本と違う階層の問題。

フランスは移民が増加したのも出生率が増えた理由かもしれない。アメリカなんかも人口増加を支えているのはメキシコなどからのヒスパニック移民ですから。

実際、事実婚カップルは白人同士で出生率は高くないそうです。

むしろ貧困と低学歴という負の弊害が出始める。

つまり、事実婚ではなく移民がむしろ出生率の増加に寄与している可能性もあります。

もしこういう風なものが根底にあるとすれば、日本に事実婚を認める制度をつくっても出生率が上がるとは思えませんし、それがいいことなのかわかりません。

以上は僕の考えですが、この当たりまで踏み込んで紹介してほしい。

いすれにしても日本のニュースは表面だけな気がします。

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コメント

フランスで出生率が2.00を超えたことがここまで大きな話題なのか、と思っていました。
1.8~1.9あった北欧諸国と実質的に大差ないし、偶然の変動で1人台に戻ったらフランスの優位性の説明は意味がなくなるかもしれないし。。

もともと高くない国だったら一時的に低下した出生率はすぐに『取り戻せる』のだろうし・・

投稿: ぴんぽんぱん | 2014年2月 3日 (月) 17時05分

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