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2008年5月21日 (水)

本当のところ武士はどうだったのか?

明治維新というのは大変革です

ところがほとんどスムーズに移行したような印象があります。

でも、そんなことがあるはずはありません。

武士にとってはリストラ・失業という状況にお追い込まれたわけです。

しかも大量にいっぺんに。

彼らは庄屋ではないので農地は持っていないし、商いの知識もありませんでした。

よく考えると戦もない長期にわたって何もしていなかったとも言えますよね。

無用の長物。

今の官僚とか役人のイメージもありますが事務能力もほとんどなかったようです。

安藤優一郎著「幕臣たちの明治維新」(講談社現代文庫)

この本は徳川家の3万人はどこへいってしまったのか?という疑問に答えてくれます。

結論を書けば、3つの選択を迫られました。

1.新政府に出任(禄高や屋敷はそのまま)

2.農業や商業

3.新領地の静岡へ(無給の可能性あり) これは5千人。

新政府に5千人。潔しとしない人が多かった。

商売を始めたのが4500人。

半分は無禄移住でした。

抵抗して江戸を脱走した者もいました。

これが面白かったので続けて読んでなかった本を読みました。

磯田道史著「武士の家計簿」(新潮新書)

これは傑作だった。

というか史料が素晴らしい。よくぞ残してくれた。

天保13年(1842年)から明治12年(1879年)までの約37年間に渡る完璧な家計簿が発見されたのでした。

加賀藩御算用者だった猪山家。

つまり経理担当だった会計のプロだったので、異常な細かさ。

武家の経済状況からその雰囲気が伝わってきます。

さながらタイムカプセルのようでした。

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