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2008年10月20日 (月)

時価会計凍結でがっくりきている人たちとは

なんなんだよ一体。

時価会計の一部凍結。

今までの議論とか推進は何だったんでしょう。

国際会計基準が進んでいるとかディスクロージャーとか投資家重視とか。

たしかに市場取引のない証券化商品の価値評価は難しい。

こういう場合、金融工学とか格付けで評価するしかないのですが、逆にバッシングされるあり様。もう知らん。

だからといって評価しなければ一種の粉飾を許すことになります。

「会計を信じないでね」「お化粧してありますので注意してね」「会計はしょせん会計じゃけんのう」で何か意味あるわけ?

こんなことするとますます疑心暗鬼。

市場はリスクとみなして評価を下げます。

日本でも銀行がお願いしたらあっさり認められちゃった。大臣がウンと言って。

この前も書いたとおり地銀はかなりハイリスクの商品(CDSの入った合成CDOとかハイレバレッジな先物や私募の不動産ファンド)なんかを買っている。

だって地元にろくな融資先がないものだから。

これも金融機関の特別扱いじゃないですか。

この話でがっくりきているのは会計の研究者や院生、基準作成にがんばっている人たち。

会計は実務に直結する分野なので勉強している人は多いと思う。会計士とか税理士とか経理部の人とか。

でも、しょせんエライ人が決めたものを習うだけ。

確定決算主義が強かったので国税庁のご意見も賜わらないといない。

やっと国際的なコンバージェンスの時代もきた。

それがこれだ。

いくら理想的な会計とか会計の歴史とか各国の制度比較とかやっても、こんな調子じゃ「オレたち何やってるの?」と空しくなろうというもの。

会計って学問なのかも疑問になってくる。

社会科学として法律も似ているかもしれないけど、少なくとも大臣の鶴の一声で変わるってことはないよね。

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