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2009年3月 4日 (水)

世の不満を芸術に転化する

ロシア文学のソルジェニーツィン、ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督とか圧政には反体制の芸術が出てくるものです。

若者の不満とかでは反戦フォークとかパンク・ムーブメントもあります。

必ずしもお金は要りません。

それでは日本の昨今の現状はどうでしょう。

映画の題材にもならなければアングラ劇団も出てこない。

まだ芸術の域には達していないということか。

出てきても1人で詞を書くくらいか。

それで3人をご紹介。

派遣切りに怯える非正規雇用の応援歌。

叉葉賢(またはけん)さん39歳。

歌は「また、派遣」。

「きょうも組立、流れ作業・・・」と歌う。

高学歴プアーの代表格、大学の非常勤講師の悲哀をブルースに乗せる。

佐藤荘広さん41歳。

「先生いつも どこにいるんですか?・・・」「おれはひとつき3万円弱・・・」と歌う。

やはり今は「笑い」がないと共感してはもらえない。

「笑いがあるから、まだ余裕がある」というのはちょっと違うと思う。

ここでもお笑い強しということか。

他の手法は有効ではないし効率的でもないのかも。

それとも集団が苦手で「ひとりで」やるのが時代なのか。

あと一人は、月曜日の朝日歌壇に載るホームレス公田耕一氏。

「鍵持たぬ生活に慣れ 年を越す 今さら何を棄ぎ捨てたのか」

「パンのみで生きるにあらず 配給の パンのみみにて 一日生きる」

「日産をリストラになり流れ来たる ブラジル人と 隣りて眠る」

「親不孝通りと言えど 親もなく 親にもなれず ただ立ち尽くす」

住所がわからないため謝礼のハガキを渡せない状況のようです。

こっちは切実。

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