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2009年8月27日 (木)

これがあったか!国民審査権を最高に行使せよ

総選挙が近づいてきました。

いっしょに行われる最高裁裁判官の国民審査権。

見たこともない裁判官の信任など興味もないという人がほとんどでしょう。

たとえHPで各判事の過去の詳しい判決が見れてもおなじこと。

期日前投票が早すぎると審査投票できないけど、そんなのどっちでもいいと思うでしょ。つまんないオマケみたいだし。

僕も興味がなかった。

一方、長期的な国のかたちとして一票の格差は由々しき問題と思っている人は多い。

感覚的に地方の一票に比べて都市部の一票は軽い。

実際に計算するとひどい格差です。住所による差別といってもいい。

ということは地方からの議員が多くなって、地方の声ばかり反映されていまう。

僕もそう感じる。

でも選挙区の変更は簡単ではない。

小さい県では県を超える選挙区ができたり、小さな県に合わせると議員数は多くなってしまう。

だから違憲でないと判決される限り、いつまでも放っておかれるのは当然です。

こんな判例の積み重ねは、民主主義の根幹を揺るがす大問題ともいえる。

だからと言ってどうしようもない。

「こんな最高裁判決が出ているんだから」と。

さてこの2つの話を一つにしてみる。

今日の主要紙に1面の意見広告にヒザをポンとたたいた。

「これがあったか!」

これは「一人一票実現国民会議」という団体が出したもの。

「あなたの一票は、住所によって差別されています」

ホームページから自分の選挙区を入れると衆議院と参議院の票の重みが計算されて出てきます。

「あー僕の1票はこんなに軽いんだ。差別だ」と思いました。

衆議院は高知2区、参議院は鳥取を1とした場合で有権者数比の逆数になります。

たとえば東京1区では衆議院0.5票、参議院0.2票しかありません。

米国の連邦最高裁は1983年に1対0.993でも違憲としたとあります。

9人の最高裁裁判官のうち那須弘平氏と湧井睦夫氏は過去の判決(2007年)で不平等を容認しています。

NW(ノースウェスト)と覚えましょう。

「もし1票の不公平格差が問題であると考える有権者は、この2人に×を付けろ」という意見です。

普通この2人の名前は覚えられない。投票所まで覚えていない。

だから切り取り線がついた名簿が載っていて、持っていくようにとある。

もしこれに賛同する有権者が×を付けて、それが多いということがわかれば、たとえ今回は信任されたとしても、将来そういう判決を出すことにプレッシャーをかけることができます。

だってこれまで不信任になった裁判官はいないので、最初の人になりたくないでしょ。

実際、残りの7人のうち田原睦夫氏だけは違憲の疑いありとし、残る6人は判決にかかわっていないというだけだし、NW2人だけに恨みがあるわけではありません。

これは素晴らしい意見広告です。

一点突破とはこのこと。

(ただし、広告自体のデザイン等がセンス悪いために誰も気づかないという欠点はある。)

これで一見つまらないオマケの国民審査ががぜん面白くなってくる。

NW(ノースウェスト)だよ。×以外は無効になっちゃう。

他のイシューにも活用できるよ(だからギリギリまで出さなかったのかも)。

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