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2009年11月12日 (木)

モナリザ・スマイル

BSでやっていた「モナリザ・スマイル」という映画を観ました。

主演はジュリア・ロバーツ。

ストーリーは書きません。

それで感想などをネットで読んでみて考えました。

書いているのは女性がほとんど。

女性にしかわからない悩みとかシンパシーがあるようです。

映画としてはパッとしないし、ジュリア・ロバーツらしさもないのでファンとしてはがっかりの意見が多い。

だから論評や感想としてはピンとが外れている。

まずこの映画のコンセプトは「保守対リベラル」なのは当然。

そしてこの映画が作製された2003年という時代背景(舞台の50年代ではなく)を知らないとわからないはず。

簡単に言ってしまえば、この映画を創ることで当時のブッシュ政権の保守性(ネオ・コン)とそれを応援する保守層を批判しているリベラル派の考えが全面に出ている。

50年代までの名門ウェルズリー大学という女子大学の超保守性とリベラルな西海岸からきたキャサリン、宗教とメッセージを帯びた中世絵画と自分で考え感じる現代美術などなど対立軸をいくつも出して浮かび上がらせている。

民主党のヒラリー・クリントン(ベティー)はウェルズリー大学からイエールのロースクールに進学しています。そこでビルに出会う。

大学入学当初は共和党支持者でしたが、疑問を持ち始め、その後はベトナム戦争反対の民主党のマッカーシーを支持に回っています。

つまり転向したわけ。

これが重要なバックグランド。

ただのラブ・ストーリーなはずない。それだけだったらつまんない。

ジュリア・ロバーツがあえて2年ぶりの主演に選んだのも注目したい。

そういうことに敏感になって観ないとなんだかわからない映画になると思います(「いまを生きる」と同じ轍を踏んでしまうよ)。

感想を書いた多くの女性にその点に触れていたのは皆無。

残念。

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