« 今夜はマイコー | トップページ | ファン感謝デー »

2009年11月22日 (日)

相続税はタッチダウンで

前原誠司国土交通相は、住宅購入のために親から援助を受けた資金にかかる贈与税の非課税枠について、現行の610万円から2000万円超に大幅拡大するよう指示しました。

お金を持っているのは高齢者ですが、滞って世に出てきません。

たとえ死んでも老人から老人に相続が行くだけでいつまでも使わないからです

そこで高齢者の預貯金を若い世代に使ってもらいやすくして、景気の浮揚につなげるのが狙いです。

大きいお金といえば住宅ということになります。

これは一部で拍手が出ているそうです。

贈与税は相続税の補完的な税です。

国税としての相続税は世界的に減税に向かっています。

イギリスやフランスも廃止に向かっています。

減税したほうが税収は増える現象もあると主張します(むかしのラッファー曲線のことか?)。

日本の場合最高50%で1.5兆円、贈与税はそれよりちょっと少ない。

しかし、ちょっと待って欲しい。

相続税の減税は結局、社会を固定化してしまう。

お金持ちの家に生まれた子供は、高い教育を受けた上に生前贈与で家を買え、相続税も払わなくてよいのです。

このブログでも何回も書いたとおり、

格差の問題というなら結果の格差ではなくて機会の格差を問題にすべきだし、

貧困層の固定化だけでなく富裕層の固定化も問題にすべきですよね。

下の問題は上の問題でもある。

まさに上からものを言っているように聞こえる。

拍手しているのは間違いなく現在高い収入を得ている人たち。

政治家、お金持ち、ジャーナリスト、タレント、評論家・・・

彼らはマスコミで「いい景気対策だ」などと後押ししている。

きっと息子や娘の出来が悪いんだろうな。

じゃあ景気対策はどうするって?

アメリカでは、02年から段階的に下げて2010年にゼロになる。

でもそこから戻る。

これが頭のいい景気対策というもの。

これをタッチダウンという。

恒久的に減税したら出てこないのは同じ。

もっとも資産課税を強化すればいいと思うけど。

|

« 今夜はマイコー | トップページ | ファン感謝デー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/178596/46832355

この記事へのトラックバック一覧です: 相続税はタッチダウンで:

« 今夜はマイコー | トップページ | ファン感謝デー »