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2010年3月23日 (火)

ファーストからファストへ

少し前から気になっていたこと。

ファースト・フードがファスト・フードになったこと。

SPA(製造小売業)が主流となってファスト・ファッションが出てきた2005年頃からか。

たしかに一番のファーストじゃないし、米国ではファストと短母音で発音するほうが近い。

広辞苑はファーストフード。

日本新聞協会ではファスト・フードになったらしい。

これはJISでは「コンピュータ」が、最近はマイクロソフトなどが「コンピューター」に変えたのに近い話かも。

ややこしいのは、ファスト・ファッションのファースト・リテイリングはFast Retailing ということ。

小郡商事から社名を変えたのは1991年9月。

ということはファスト・ファッションというのは当時からあったコトバなのか?

でも、ユニクロは中国工場はあったもののSPAという業態に到達していなかったはず。

ちなみにファストファッションの他の企業のしまむら、ZARA、H&Mなどはかなりの歴史があります。

GAPがSPAを提唱したのは1986年。

ユニクロがGAPモデルのSPAを取り入れたのは1997年です。

そもそもファスト・ファッションは英語なのかという疑問も出てくる。

そうするとこういう理解もできる(以下は推理です)。

最初、小郡商事はFirst(一番)のつもりでファースト・リテイリングとした。

その後SPAを取り入れて成功する。

この要諦は早い(Fast)だから英語名をFast Retailingとした。

Firstから変えたのだ。

この頃、Fast Fashionというタームはなかった。 

その後SPAの中でもデザインを盗用するような企業がファストでチープなファッションと批判されるようになる。

ファーストリテイリングはデザイン盗用型「ファスト」ではなかったが、短サイクル・大量生産・低価格という意味のFastとしてひとくくりにされてしまった。

それは会社名がFastだったし、ユニクロもいっしょに揶揄できるのも業界としては好都合だった。

だからしまむらやZARAと違って定番の多いユニクロなどは狭義のファスト・ファッションの範疇には入らない。

だから川久保怜が批判するべきは狭義のファスト(デザイン盗用系)であって

SPAや発展途上国の工場や大量生産を問題視するのは筋違いだし負けを認めているようなもの。

もっとも揺り戻しの時代は必ず来るし、その前に訴訟で負ける可能性もあります。

以上が推理です(ほとんどデタラメです)。

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