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2010年6月10日 (木)

乳がん検診の中止要請のすれ違い

TBSが展開している乳がん検診キャンペーンを中止するように要請されました。

要望したのは著名な医師や患者。

20代から30代の乳がん検診の有効性に科学的根拠はなく不利益が大きいという。

キャンペーンはTBSの番組「余命一カ月の花嫁」に連動したキャラバンです。

TBSは要望書について反論するところはないと回答しています。

つまり、TBSが間違っているのを認めています。

一般の人にはわかりにくいと思います。

何故、検診が無駄なのか、やってはいけないのか?

「24歳で乳がんになってしまった可哀そうな花嫁。

では彼女はどうすれば助かったのか?

早期の検診しかないじゃないか。

人ごとじゃないから若くても検診うけましょうよ。

山田邦子も言ってたし。」

こういうふうに素人は考える。

でもこれが間違い。

マンモグラフィーは被爆する。

検診のストレスが大きい

第1種の過誤(逆のプラシーボ効果)。

安心してしまってがんを見逃す。

こちらは第2種の過誤。

20代~30代の検診の科学的根拠はない。

マンモでは若い人の乳腺とガンの区別ができない。

世界中で導入されていない。

それでも検診をやらなくていいとまで言えないような気もする。

でもベイズ確率からすると、たとえ検診で95%の陽性となっても限りなくゼロに近い数値になるはず。

だって事前確率がゼロに近いんだから。

これは素人の直感では間違ってしまう。

この問題の背景にはこんな心理と統計のすれちがいがあると思います。

BSEの牛肉の全頭検査を要求した話と同じ。

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